『行橋別府100キロウォークってどれぐらいキツい?』
『シンドいポイントは?』
『何かアドバイスある?』
という疑問に、答えていきます。
こんにちは、孤独なラシーン乗りのエイタです。
過去に3回100キロウォークに出ました。
そんな僕が、「100キロウォークの辛ポイント」を紹介していきます。
1.1人で100キロウォーク開催しました
2021年:コロナで中止
2021年の行橋別府100キロウォークは、2020年に引き続き“コロナで中止“になりました。
なので、別日に「1人で歩く」ことにしました。
※周りに散々バカだと言われましたが、僕の中で「歩く」と決めていたので決行しました。
大会歴は?
そんな僕の大会歴は、
2010年(16歳):69kmリタイア
2019年(24歳):100km時間外完歩
という、なんとも頼りない記録しかありません。
2020年に「リベンジだ!今年こそは時間内に完歩するぞ!」と思って応募していたのですが、コロナで大会が中止になりました。そして今年も、同じ理由で「中止」になってしまったのです……。
「じゃあまた来年か…」となるのが普通だと思うのですが、僕はやはり変わり者なのか、“これ以上引き延ばすと、歩く気が失せてしまう。もう1人でもいいから歩こう!“となってしまいました。
「25時間35分」

そして本当に大会予定日と約1週間ずらし、
・同じルートを
・同じ時間帯で
・26時間以内を目標に
歩きました。
そして無事に「25時間35分」で完歩しました。
※昼の12時に出発し、次の日の13時35分に到着しました。制限時間まであと25分だったので、結構ギリギリでした。
そんな僕が感じた「100キロウォークの難所」をご紹介しようと思います。
2.100キロウォークの難所は?
①夜中2時~朝6時

まず1つ目の難所は、「夜中の睡魔」です。
普段「24時~7時」の間は寝ているので、”寝ずに歩くのが本当にキツかった”です。
「ただオールすれば良い」ぐらいなら良いですが、歩かなければなりませんからね。しかも普通に朝から起きており、10月の「暑い日差し」を浴びながら、”ほぼ休憩なしに何十kmも歩いている状態”なので、普段感じる眠気どころではありません。
意識が飛んだまま白目をむいた状態で、フラッフラしながら暗闇を歩くので、まるで「ゾンビ」が徘徊しているようです。もちろんガードレールに何度もぶつかりました。
そんな状態ですので、この時間はめちゃくちゃ「減速」してしまいます。しかも(かなり速い人でなければ)ちょうど「峠」を通る時間帯ということもあり、山の寒さが体を冷やしてきて辛いです。さらに「飛ばしたトラック」が横切る度に、強い風を浴びます。
コンビニなどのお店もありません。
止まれば余計寒い。止まれば足が動かなくなる。という思いで必死に足を1歩、また1歩と前に出します。
②ハーモニーランドの坂
2つ目の難所は、「最後の峠」です。
100キロウォークには峠が3つあります。

↑この画像のトゲトゲ3つが峠なのですが、左から順に、
①立石峠(標高147m)
②七曲り峠(標高178m)
③赤松峠(標高132m)
という感じです。
画像から分かるかもですが、2番目の七曲り(ななまがり)は、杖を渡されるレベルの坂道です。めちゃくちゃ息があがります。吐き気もします。下りは調子に乗ると足を痛めます。
そんな訳で七曲り峠が1番注目されがちですが、意外とその後にやってくる、赤松峠がキツいのです。高さ的には他の2峠より低いのですが、「2つの峠」を越えた後ということもありますし、距離的にも80km以上歩いてるので心身ともに結構きます。
「あと少しだ!」と思った時に、最後「地獄が待っていたか」という感じです。
③別府のラスト13km
そして最後の難所は、「ゴールまでのラスト13km」です。
最後の赤松峠を越えたら、「ゴールまで13km一直線だ!」という感じになるのですが、これがまー長い長い。今まで歩いてきた13kmとはワケが違います。
最後の1km1kmが「測り間違いでは?」と疑いたくなるほどの長さです。歩けど歩けど一生ゴールしません。
「どこがゴールなん」とイラだちながら、最後の力を振り絞って歩いていると、やっとゴールできるという感じです。
見てる側からすると「あとちょっと!」と思うのですが、この13kmで完全に足が止まっている人は多いです。それもそのはず。寒気、眠気、痛み、吐きそうな坂、最後の長い峠、何度も挫けそうになりながら、その都度自分を励まして「ギリギリで戦って」きています。
そのギリギリの糸が、最後プツンと切れてしまうのです。
90km以上歩いても、残り10kmの方が何倍もキツかったりするので恐ろしいですよね。
3.100キロウォークのコツは?
とにかく歩くしかない
「100キロウォークのコツってある?」と思うかもですが、正直、“とにかく歩く“しかないです。
当たり前ですが、歩かないとゴールできないからです。
なので事前に「細かい配分」とか考えないで良いと思います。(たぶん初心者だと、予定通りにいかないと思うので)
ですが以下の「5つ」は対策しておいた方が良いかもです。
①荷物の軽量化
荷物の軽量化はしっかり考えた方が良いです。不安で何でも持って行きたくなりますが、最悪買えばOKです。
実際僕は「ウエストポーチ」で挑みました。
その中身は、
・現金1万円(PayPayで払ったので不要だった)
・反射たすき
・有線イヤホン
・モバイルバッテリー
・充電ケーブル
・薬、湿布、カイロ
・ババシャツ
・免許証、保険証
という感じです。これでも重いなと思ったぐらいです。
②防寒

防寒対策ですが、日中がめちゃくちゃ暑いので「厚手のアウター」は正直邪魔です。
なので僕は、
・家にあった誰かのババシャツ
・カイロ手持ち×3
で乗り切りました。
友達が薄手のババシャツを持って行った方が良いと強くススメるので、家のタンスから引っ張りだしてきました。(恐らくいとこの笑)
1番薄いヒートテックみたいな感じでした。
これを1枚中に着るだけで全然寒さが違いました。
そもそもの話なのですが、汗をかいたままだと身体が一気に冷えてしまうので、速乾性のあるTシャツを着ておくことをオススメします。
③テーピング

テーピングは足の指1本1本に巻いて、擦れによるマメを予防します。
あとは「歩くのが楽になるテーピング」と呼ばれる、足の裏に1周巻いて終わりです。
この2つをしておくだけで、マメの出来具合がぜんぜん違います。騙されたと思ってやってみてください。
④眠気覚まし

眠気は大敵です。
①眠気覚ましドリンク
②眠気覚まし薬
③途中で寝る
ドリンクは効果ありますが、その効果が切れた時に有り得ないぐらい眠くなります。
とはいえ眠気覚ましの薬もコーヒー味がかなりマズかった記憶があります。
なので早く歩いて途中で寝るのが1番なのかもしれません。。初心者にはその余裕がないと思いますが。
⑤鎮痛剤
足の痛みも大敵です。
これに関してはテーピングで事前に予防はできますが、やはり痛くなってきます。
そんな時は、ルミフェンを飲むと効果絶大です。↓
この薬は、「100キロウォークの事なら私に任せて」という薬剤師さんが教えてくれたのですが、確かに超絶効きました。
と言っても「強い薬」という訳ではなく、普段の「生理痛」や「頭痛」の時に飲んでも良いとのことなので、薬が余っても損はしないです。
しかも眠くなる成分が入ってないのが最強ポイントです。僕は今回「4錠」飲みました。
以上が100キロウォークに3回出た僕からのアドバイスです。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
(2022年)行橋別府100キロウォーク情報
「大会日時や金額・申込」についてまとめています。↓
100キロウォークの「事前準備」についてまとめています。↓
追記:2022年の100キロウォークに出場しました
まとめ
・100キロウォークが中止になったから1人で歩いた
・難所は①夜中の睡魔②最後の峠③ラスト13km
・対策は①軽量化②防寒③テーピング④眠気覚まし⑤鎮痛剤