【片付け本】「モノを元に戻す技術」から学んだ3つの事【重要な教え】

ミニマリスト

出した物を元の場所に戻せば良いのは分かってる。でもできないんだよーーー。というお悩みに、本から学んだ知識を交えてお答えします。

目次
1.元に戻す技術
2.元に戻らない原因
3.有効な片付け方法
4.まとめ


この記事を書く僕(@Eita_continue)は、
完璧にし た が り な「めんどくさがり屋」です。

自分が楽できるように、
日々身の回りを改善して行っているので、
その片づけ方法や、効率の良い物の配置・使い方、
ミニマリストの情報などを発信していきます。

1.元に戻す技術


「努力ゼロ」の習慣化

元に戻す技術とは、
『元に戻す動作を習慣化させる事』です。

何を当たり前な事を。と思うかもしれませんが
これが答えです。


勉強する技術は「勉強を習慣化させる事」
サッカーが上手くなる技術は「サッカーを習慣化させる事」

これらと一緒です。


本書では、習慣についてこのように書かれています。

私たちは習慣をひとたび身につけたら、もう気にも留めなくなるのです。そうした習慣にはもはやどんな努力も必要なくなります。

「モノを元に戻す技術」より。

更にこう綴られています。

それぞれのモノをいつも「適当」に置いてしまわないで、モノに対する動作を見直す必要があります。

「モノを元に戻す技術」より。

つまり、
「元に戻す事」を習慣化してしまえば楽だよ。
習慣化すると、努力しなくても片付くよ。
習慣化するには、そのモノを使う時にどんな動きが必要か、いつもどんな動きをして使っているかを見直して、戻す行為を「より簡単に」する必要がある。


そうしたら習慣化できるし、習慣化したら努力ゼロで、気づいたら片付いていた
というより、『散らからない仕組み』の出来上がりですね。

機械的を目指す

習慣化と言っても、ちょっとイメージしづらいかもですね。

では、物凄い速さでムダなく働く
「工場のロボット」をイメージしてみてください。


そのロボットは無駄な動きをしていますか?
わざわざ時間のかかるような事をしていますか?


していませんよね。
流れるようにムダなく働いているはずです。

その姿を目指すのです。

たかが数歩と侮ってはいけません。
毎日の無駄な数百歩が、1年かけて「数百キロ」という距離を余計に歩く事になっているかもしれません。

2.元に戻らない原因


「厄介な場所」に収納

使った物を元に戻せないのは、収納場所に問題があるからです。


本の著者、ドミニック・ローホーは
をれを『厄介な場所』を呼んでいます。


いくら片付けられない人と言えど、
持ち物全部ではないと思います。
歯磨きを終えたら、元々さしてあった場所に
戻せるはずです。


では、なぜ畳み終わった洗濯物がそのままなのでしょうか?
なぜ買ってきたストック品たちがそのままなのでしょうか?

それは収納場所に問題があるからです。
クローゼットの扉が開けにくい。タンスがパンパンで洋服がしまえない。洗濯物を取り込んで畳む場所から収納場所が遠い。

間違った整理整頓「名人」

本書では、マキシマリスト(モノを最大限に所有したい人の事)に対してこう述べています。

マキシマリストは、あまりにも溜め込むのが好きなので、その悪い癖を隠すために「まちがった」整理整頓の名人となっている。

「モノを元に戻す技術」より。

マキシマリストに限らず、収納アイデア名人みたいな人が居ますが
ちらほらズレている人がいます。


どうやってそれら全てを納めるかばかりに目が行っており、
それが必要かどうかを考える手順を飛ばしています。


「どうですか!このスペースに、この収納グッズを使えば、溢れていた物が全て収納できました!」
これでは片付けた人の自己満で終わってしまいます。
それを続けられないと、つまり習慣化できないと意味がないのです。


大事なのは、「習慣化しやすいように」
「簡単に収納できるように」する事です。

簡単に収納するためには、「十分なスペースに
ゆとりをもって楽に収納できる事」が重要です。

ゆとりをもって収納するには、
「不要な物を捨てて、
物の総数を減らすことが大事です。」


つまり、収納アイデアばかりを追いかけても
収納アドバイザーみたいな人に相談しても
あまり意味がありません。
使うか?よりどう収めるかに意識がいっているからでうs。

まずは自分で、沢山持っている物を減らしましょう。
そしたらその後も実は、簡単かもです。

3.有効な片付け方法


どんな動作をしなきゃか

物をどこに置くか?より、
そこに置いたら「どんな動作をしなきゃか?」を考えるべきです。

それが無理な体勢だったり、少しでもストレスがかかるのであれば、別を考えましょう。

逆にストレスがかからないのであれば、どこに置いても良いのです。
炊飯器がここじゃなきゃというルールはありません。
「家の間取り」と「身体能力」と「製品の仕様」が誰かと全く合致する事はほぼありませんから、雑誌に載っている事が正しいとは限りません。
雑誌で紹介されているアイデアを参考にはしつつ、少しでも負荷がかかるようでしたら、アレンジを入れていきましょう。

まとめると、
「置き場所より、動作にフォーカス」して自由にカスタマイズすると、片づく部屋が作れるという事です。

1人に1ヶ所プライベートスペースを

家族住まいの方は、1人に1ヶ所プライベートスペースを設けましょう。1人1部屋という事ではなく、部屋の中に自分のコーナーを持つという感じでしょうか。

例えば、
玄関の靴箱の上段がお父さん、中段がお母さん、下段が息子さん。
洗面台の右サイドがお父さん、左側がお母さん、下が息子さん。
クローゼットの左がお父さん、右側がお母さん、真ん中が息子さん。
みたいな感じです。

そしてルールを設定します。
『自分の物はプライベートスペースで管理する事』
共有スペースに放置する事はNGです。


もし個別のスペースを持つ事が難しければ、色分けも有効です。
各自、自分の色を決めるのです。
例えば、タオル。
お父さんが黒、お母さんが白、息子さんが青。
例えば、マグカップ。
お父さんが黒、お母さんが白、息子さんが青。

自分の色の物を使う事で言い訳もできませんし、責任感がつくと思います。

良かったらやってみてください。

4.まとめ

・元に戻すには、習慣化。努力ゼロで元に位置に戻せたらもう散らからない。
・機械的に無駄なく動く事。小さな無駄をどんどん省く事でスピードが格段に上がるし、色んなことが節約できる。
・モノが元に戻らない原因は「厄介な場所に収納しているから」。ストレスが溜まる場所に収納しているなら変更すべき。収納場所は個人の自由。正解を雑誌で探すのは難しい。
・ 詰め放題のように持っている物を全て所狭しと詰め込むことが、片付けではない。そういった名人になるのではなく、物を減らすこと。
・片付け方は、「どんな動作をしなきゃか?」を考える事。「1人1ヶ所プライベートスペース」を作る事。

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