『パニック障害になってしまい、毎日がシンドいです。どうやって克服したら良いでしょうか?』
という悩みに、7年前にパニック障害を発症し、ほぼ克服した僕が答えていきます。
こんにちは、エイタです。
面倒くさがりなので、手放して生きてます。
今回は、「パニック障害」を手放していきます。
1.パニック障害を克服した考え方とは?
そもそもパニック障害って?
人によって症状は様々かもですが、基本的に、
不安を強く感じる
↓
動悸・吐き気・汗が止まらない
↓
パニックになる
こんな感じです。これが繰り返されて、どんどん出来ることが減っていきます。
例えば、僕の場合だと、
・乗り物に一切乗れない
・ご飯がほぼ食べられない
・閉ざされた場所に長時間居れない
・人の多いところで意識が遠のく
・匂いがある物が全くダメ
・・・
など。一時期、外に出れなくなるほどでした。
19歳の時に発症して、50kg近くあった体重が、一気に36kgまで落ちました。
そんな僕が、7年間パニックと戦ってきて見つけた「(僕なりの)克服法」を紹介します。※もちろん、全員に効くわけではないと思ってます。ただ、1人でも救えたら嬉しいです。
では、さっそく。
「自分=他人」にする
パニック障害を克服する、たった1つの考え方は、「自分を他人事として見る」これだけです。
というのも、パニックになるのは、”不安になりすぎるのが問題“だと思うからです。
「極度に心配性」だったり、「極度に真面目」だったりするため、1の問題を10で受け止めてしまいます。他人から見たら、「心配し過ぎ」と見えてると思うのですが、この性質を使います。
言い方悪いですが、ぶっちゃけ、「赤の他人の事はどうでも良い」じゃないですか。だから、自分さえも他人に仕立て、「へ~」と軽く受け止められるようにするという策です。
責任逃れをしろ、ではない
とはいえ、「責任を他人になすりつけろ!」という意味ではありません。
“重く受け止めすぎないように”する事が目的です。
他人事にするメリット
他人事にすることは、パニックに効く以外にもメリットがあります。
具体的には、
【 何か問題が起きる 】
↓
へ~。そうなんだ~
↓
こうしてみたら~?
と、どこかの誰かにアドバイスする感じなので、ほぼノーダメージで、冷静な判断まで出来るという、メリットがあります。
「楽観視し過ぎでは?」と思うかもですが、元々スーパー心配性で、悪い方悪い方に考える僕らパニック勢は、楽観視してやっとトントンです。
なので恐れず、どんどん他人事にしていってください。
なので、まとめると、パニック障がいを克服するには、「他人事で考える」ということになりあmす。
たったこれだけのことですが、これに気づくまで何年もかかりました。
せっかくなので、もう少しパニック関連の話をしようと思います。ここまでの話、病院や薬の話、今まで試した克服法、後遺症についても書いてみようと思います。
気になる方だけ、以下をごらんください。
2.病院には行かなかったのか?
心療内科に行きました

僕は病院が嫌いなので、スグには行きませんでした。
でも、バイトで立てなくなった時、やっと病院に行くことを決めました。
福岡市にある、「新しい風」という心療内科クリニックにしました。ググった感じ、パニック障害関連で有名だったからです。完全予約制で、半年待ちだった記憶があります。
そこで薬をもらいました。
最初はよく効きました。
ですが、段々と体が慣れてきてしまい、効きづらくなってきました。
なので、市販の吐き止め(↓)も飲んで、騙し騙しなんとか生きてました。
「もっと強い薬をもらおう」と考えてた時、ふと、「これキリがないのでは?」と思ったんです。
その時から、メンタルを変えようと決め、冒頭で紹介した「他人事」が生まれたのです。
動悸・吐き気などを緩和させる策
実際に僕がやっていた、パニックの症状を緩和させる策を紹介します。
・アネロン(吐き止め)を飲む
・常に自律神経を整える曲を聴く
・長時間退出できない時はオムツを履いて
・早寝早起き
オムツに関しては実話です。大学時代です。パニックの延長で、心因性頻尿になりました。
3.完全に治ったのか?
後遺症が残っている

19歳の頃発症して、現在25歳です。7年経ちましたが、まだ完治できていません。
「後遺症」の具体例は以下の感じです。
・人の運転に乗れない
・人前でご飯が食べられない
・逃げられない環境だと汗が止まらない
・運転中に意識が飛びそうになる
・何度もトイレに行く
・香水系の匂いが全くダメ
・・・など。
とはいえ、当時よりは全然良いので、気長に付き合っていきます。
周りの人とのうまい付き合い方
パニック障害で、周りの人にどう打ち明けようか悩んでる人も多いです。
別にわざわざ打ち明ける必要はないと思ってますが、もし、言わなきゃいけない場面が出てくれば、「明るく素直に言う」で良いと思います。
最後にいくつか例をあげて終わりにします。
(例1)誰かの車に乗らなきゃいけない時
俺、昔から人の運転スグ酔うんよ~!
やけん俺の運転でもいい?
※それか各々の車で行く
※それか乗せてもらって即行寝る
(例2)外食に誘われた時
俺、外食にがてなんよ~!
家でダラダラ食べる方が好きでさ!
やけん良かったらウチで鍋でも食べん?
※それか自分の行きつけに行く
(例3)2時間もある試験
事前に試験官に、
「僕パニック障がいというやつで、
途中で気分悪くなって出て行くかもです。
そういうのって大丈夫でしょうか…?」
と聞いてみる。
※それか別室で受ける
※それか扉のすぐ横、もしくは最後列で受ける
(例4)運転中に意識が飛びそうになる
ごめん!ちょっと休憩していい?
俺集中力ないけん、ずっとは運転しきらんのよ~
コンビニ寄ってアイスでも食べようや!
※それか交代してもらって、横で寝る
(例5)買い物中、何度もトイレに行く
ほんっとごめん!
俺頻尿なんかってぐらいトイレ近いんよ!
30秒で戻るけん、先行ってて!すぐ追う!
こんな感じです。
明るく、「ゴメン!俺こんな調子やねん!」で良いと思います。
こっちが暗い顔で言うと、雰囲気が重くなるので、笑いながらサラっとが良いです。この言い方で気分を悪くする人は、少ないと思うので。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
・パニックを克服するには「他人事」で考える
・薬はキリがない
・周囲には、明るく正直に話す