『突然ホーン(クラクション)が鳴らなくなったんだけど、原因は?自分で直せる?』
という疑問に、答えていきます。
こんにちは、孤独なラシーン乗りのエイタです。
今回は、「壊れた純正ホーンの直し方」を紹介していきます。
「難易度の低い順」に紹介していますので、良かったらご自身で出来るところまでチェックしてみてはいかがでしょうか?
実際に愛車「ラシーン」も鳴らなくなってしまったので修理しました。その時の映像がこちらです。↓
1.ホーン(クラクション)が鳴らない原因は?
以下、対処が簡単な順に並べています。
①チルトレバーのゆるみ
1つ目の原因として、「チルトレバーのゆるみ」が挙げられます。
チルトレバーとは、ステアリング(ハンドル)の位置調節をする時に、動かすレバーのことです。
基本的にステアリングの下側についていることが多いです。
このチルトレバーがゆるんでいると、ホーンボタンとの接触が悪くなって、ホーンが鳴らなくなることがあるようです。
②ヒューズ切れ
2つ目の原因は、「ヒューズ切れ」が考えられます。
ヒューズとは、”決められた数値以上の電流”が流れると、自ら切れて電気を通さなくし、そうやって機器を守ってくれる重要なパーツです。
基本的に運転席右足元や、エンジンルーム(ボンネットを開けたところ)にあります。
このヒューズが切れると、電気が通らないので、当然ホーンは鳴りません。
③リレーの故障
3つ目の原因は、「リレーの故障」です。
リレーとは、”遠隔のスイッチ”だと僕は捉えています。ステアリングを押し込んでホーンが鳴っていると思っていましたが、その先にもう1段階「ホーンリレー」というスイッチが存在している感じです。
基本的に②で紹介したヒューズと一緒に入っています。
リレーについてはこちらの動画が分かりやすかったです。↓
リレーを付けるメリットとしては、小さな電流で、大きな電流のオンオフが出来るので、電力ロスを最小限にできる。僕らが押しているスイッチ(ホーンで言うとステアリングの押し込み部分)に大きな電流が流れ、発熱したり焼損するのを防ぐ。また、人への感電防止などのメリットもあるようです。
このリレーが壊れると電流が流れないので、スイッチのオンオフをすることができなくなるので、ホーンが鳴らなくなってしまいます。
④配線が断線
4つ目の原因は、「配線の断線」です。
ホーンは、『ステアリング・ホーンリレー・ホーン本体・バッテリー』などに配線を繋いで鳴るようになっています。
この配線の内、どこかが断線していると鳴らなくなってしまいます。
⑤ホーンスイッチの接触不良
5つ目の原因は、「ホーンスイッチの接触不良」です。
ホーンスイッチとはステアリングの中にしまわれている物で、そのスイッチが錆びやホコリで汚れていると、接触不良を起こして鳴らなくなってしまうようです。
⑥スパイラルケーブル(ロールコネクタ)の断線
6つ目の原因は、「スパイラルケーブル(ロールコネクタとも呼ばれる?)の断線」です。
スパイラルケーブルとは、ステアリング内に渦巻き状で収納されている配線のことです。
このスパイラルケーブルが断線していても、ホーンが鳴らなくなります。
断線しているかは、ホーンボタンを押しながらステアリングをロックトゥロックすることで簡易的に診断ができるらしいのですが、今の僕にはイマイチ分かりませんでした。
他にも症状として、エアバッグの警告灯がついたりするようです。
2.ホーン(クラクション)が鳴らない時の直し方は?
以下、対処が簡単な順に並べています。
①チルトレバーがゆるんでいた場合
チルトレバーがゆるんでいた場合、レバーをしっかりしめてあげるだけです。
これで直るのが1番カンタンです。(だいたいはそう甘くはないですが…)
②ヒューズが切れていた場合
ヒューズを抜いてみて切れているか確認します。
(※ヒューズを抜く場合は、エンジンを切ってから作業しましょう。)

ヒューズを抜く際は、「ヒューズプラー」と呼ばれる、ヒューズを抜くためのピンセットみたいな道具を使うと良いです。ヒューズと同じ場所に収納されていると思います。
ヒューズの中にある「山」が切れていれば、ヒューズが切れた状態と言えます。もし切れていれば、同じ(アンペア)のヒューズを買って来て入れ替えてあげるだけです。
ヒューズには「平型」「ミニ平型」「低背」の3種類ほど種類があるようです。ラシーンは古い車なので、平型という1番サイズの大きいヒューズとなっております。
ホーンのヒューズは10Aだったので、こちらですね。↓
③リレーが故障していた場合
新しいリレーを付けてあげればOKです。
(※バッテリーのマイナスを外してから作業しましょう。)
手順はこちらで紹介されていました。
ミツバさんから出ている、こちらが人気みたいです。↓
④配線が断線していた場合
ごめんなさい。配線系に非常に弱くて、この場合は「配線の交換」になるんですかね…?(その場合はもう車屋さんにお願いした方が良いかも…?)
ちなみに僕は、ホーン本体に繋がっている「配線のカバー(?)」の一部が破れており、その部分がボディの鉄部分と触れていたことでホーンが鳴らなくなっていました。
(※バッテリーのマイナスを外してから作業しました。)

なので配線をビニールテープで巻いてやることで、ホーンが鳴るようになりました。
このように、“配線の絶縁テープが剥げかけていたから、新たに巻き直してみたら直った”というケースをネットで見かけたりしたので、良かったら試してみてください。
⑤ホーンスイッチの接触不良の場合
ホーンスイッチの接触不良の場合は、ステアリング内にアクセスして、スイッチ接点を掃除してやると良いみたいです。他にも、通電性の高いグリスを塗るのも有効なようです。
⑥スパイラルケーブル断線の場合
スパイラルケーブルが断線している場合は、もう「交換」になるようです。
ただこちら、物自体が少々お値段する上に、車屋さんにお願いすることで更なる出費になるということで、個人でパーツを買って自分で付け替えている人も結構いらっしゃいました。
「スパイラルケーブル 交換」などで検索すると出てくると思います。
ラシーンのスパイラルケーブルは、
・メーカー純正品番が「B5554-28U00」
・メーカー代替品番が「25554-28U25」
とのことです。
純正品は僕が本日調べたところ、ヤフオクに中古が2つあり、「8,000~10,000円+送料」という感じでした。
新品の代替品はAmazonで「18,340円(税込み・送料無料)」で売られていました。
適合車種一覧にラシーンの名前も入っていたので、大丈夫だと思います。
(※とはいえ絶対ではないので、一応メーカーに問い合わせたりした方が良いかもです。)
3.ホーン聞き比べ
ホーンの聞き比べ動画を作ってみました。
良かったらホーン選びにご活用ください。↓
まとめ
・ホーンが鳴らなくなる原因は6つくらいありそう
・自分でチェックできるものもあるので、やってみるのもアリ
・僕は配線破れをビニールテープで巻いたら直った