【絶滅危惧植物と14歳の人柱】北九州市小倉南区呼野にある「お糸の池」とは?

ウォーキング

こんにちは。
エイタという名前で、YouTubeに動画をアップしている者です。

僕は「旅行」が好きでした。
ですがある日、コロナで旅行ができなくなりました。
そんな時にハマっていたのが、Googleマップのストリートビューで旅をする(した気分になる)ことでした!

そんな時に見つけた場所に、やっと行けたのでご紹介しようと思います!

今回は、

「お糸の池」ってどんなところ?絶滅危惧植物があるって本当??

という疑問に、答えていきます。

1.「お糸の池」とは?

福岡県北九州市小倉南区呼野にある池

「お糸の池」とは、北九州市小倉南区呼野(よぶの)にある池です。

「ふ~ん」

って感じですよね。(笑)

普通そうだと思います。
ですがこの池、ただの池ではないんです。

ただの池ではない

お糸の池、どんな池かと言いますと、日本で数少ない“絶滅危惧植物である「ガシャモク」の自生地”なのです。

その数なんと、たったの2箇所

青森県つがる市と、北九州市のみのようです。

ガシャモクのモクとは「水草」のことらしく、“ガシャガシャと沢山はえていた水草(モク)”ということで「ガシャモク」になったそうです。

花をネットで調べて見てみたのですが、「ツクシ+カスミソウ」みたいな見た目だと思いました。

ちなみにガシャモクの花言葉は、『清らかな心』とのことなので、「この池とガシャモクを見ながら心を清めよう」そう思っていました。

ですが…、

2.実際に「お糸の池」に行ってみた!

2023年12月(吹雪の日)

2023年12月の、吹雪の日。
ようやく重い腰をあげて「お糸の池」に向かいました。徒歩で

「近くなんだし、コロナ関係なくすぐ行けたでしょ!」と思われるかもですが、Googleマップで見たところ車では行けそうにないと思っていたので、なかなか行けていませんでした。

ですが、実際は車でも入っていけそうでした。
ちょうどこの車が止まっているところまで入っていけそうでした。(ただ、私有地だったりする?かもなので、もし近くに人が居たら停めて良いか確認してみてください。)

詳しい場所は動画でご確認ください。

レビューで、“透明度が高くて美しい”とありましたし、吹雪の中7~8キロ歩いたので、「ようやく見ることができる~!」とワクワクしながら、池のある場所まで登っていきました。


するとそこには…、

えっ…嘘でしょ

カラッポの池が広がっていたのです。

ガシャモクどころか、水さえありません。

この池をストリートビューで見つけたあの日から、恐らく2年近く経っており、その分の期待が乗っていたからこそ衝撃が大きく、開いた口が塞がりませんでした。

(※追記)
視聴者さんに教えていただいたのですが、現在お糸の池は水質改善のために、50年ぶりに水抜きがされているそうです。ということは、とても貴重な姿が見られたということになります。ションボリしていましたが、またキレイな池が見れるのだと嬉しい気持ちになりました。

見どころは他にも

ガシャモク資料館

池の周りを半周ほどすれば、ガシャモク資料館にたどり着けます。

ただ、施錠されており入ることはできませんでした。

ウッドデッキ

そのガシャモク資料館の裏にウッドデッキが付いていました。

ここから池を眺めたら最高だと思う。

岩の上の鳥居

そんな目線の先にあるのが、大きな岩と、その上にちょこんと乗っている可愛い鳥居。

小さな橋

池の中に小さな島があり、その島に渡るための、小さな橋がありました。

奉献御神殿

その小さな橋を渡った先に御神殿がありました。

他にもお地蔵様もいらっしゃいました。詳しくは動画でご確認ください。

今回は池の水がありませんでしたが、水源から水は流れていっていました。ですので、また別の機会にリベンジしたいと思います。

次こそはキレイな池と、ガシャモクを見に行くぞ!!

と、こんな感じでお糸の池を紹介してきましたが、最後に“なぜ「お糸の池」という名前なのか?”について触れて終わりにしようと思います。

3.「お糸の池」名前の由来は?

14歳の少女が人柱になったから

この池の名前の由来は、「お糸さん」という方がこの池のために人柱になったからです。

そもそもこの池がなぜ作られたのかですが、この辺りは昔から田畑を潤すのに必要な水が足りず、かんばつに襲われることがたびたびあったことから、村人がため池を作ることにしたそうです。

ですがその工事が難しく、何度も決壊しては造り直していたそうです。そこで人柱になりますと言ったのが、14歳の少女「お糸さん」だったそうです。

なのでお糸さんのお墓もこの池の入り口にありました。

そんなお糸さんのおかげで、その後堤防が決壊することはなかったそうです。

お糸まつり(花火もあがる)

そのお糸さんを供養するために、人柱になった8月24日(8月の第4週土曜日という情報もあったので、事前にご確認ください。)に、「お糸まつり」を行っているそうです。

▶北九州市ホームページ「お糸まつりについて」

まとめ

・お糸の池とは、福岡県北九州市小倉南区呼野にある池
・ガシャモクという絶滅危惧植物が自生している貴重な場所
・池をつくるために、14歳のお糸さんが人柱になった